飲食店の居抜き物件を探していると、譲渡金が0円の店舗に出会うことがあります。この場合、残置物として提供されているエアコンや冷蔵庫などが10年以上使用されていることも珍しくありません。では、これらの設備が故障した際にはどのような対応が必要になるのでしょうか?この記事では、居抜き物件での設備の扱いや、故障時の対応について解説します。
居抜き物件の設備の扱いと譲渡金について
居抜き物件では、通常、厨房機器やエアコン、冷蔵庫などが「譲渡される設備」として提供されることがあります。譲渡金が0円である場合、それらの設備がすでに使用されている状態で提供されることが一般的です。この場合、譲渡される設備は「現状渡し」であり、故障した場合は購入者が負担することが多いです。
エアコンや冷蔵庫が10年以上使用されている場合、それらはすでに耐用年数を過ぎている可能性が高く、いつ故障してもおかしくありません。そのため、設備が提供される際に「0円で譲渡」と言われても、購入者がそれを受け入れる覚悟を持っている必要があります。
故障時の撤去費用と新規購入費用の負担について
設備が故障した場合、通常、その修理や撤去費用は購入者側の負担になります。ただし、設備の状況によっては、家主と交渉を行い、一部の費用を負担してもらえる場合もあります。例えば、エアコンや冷蔵庫がすぐに故障してしまった場合、その設備の撤去や新しい設備の購入費用を家主に求めることができるかもしれません。
ただし、設備が譲渡された時点で「現状渡し」となるため、家主が一切の責任を負わない場合が多いです。そのため、契約前に設備の状態についてしっかりと確認し、故障時の責任の所在を明確にしておくことが重要です。
交渉のポイントと注意点
家主との交渉では、設備の現状や使用年数を基に交渉材料を用意することが大切です。例えば、エアコンや冷蔵庫の使用年数が長く、かつ故障の可能性が高い場合、それを契約時に家主に伝えておき、故障時の対応を事前に決めておくと良いでしょう。
また、設備の状態を事前にしっかりと確認し、必要であれば専門業者にチェックを依頼することも一つの手です。もし設備がすでに老朽化している場合、その情報を元に交渉を行い、家主と負担割合を決めることができるかもしれません。
まとめ
居抜き物件を借りる際に譲渡金が0円で提供される設備については、基本的に現状渡しとなり、故障した際の修理や撤去費用は購入者が負担することが多いです。ただし、設備の状態によっては、家主との交渉により一部の費用を負担してもらえることもあります。契約前に設備の状態を確認し、故障時の対応を家主と事前に決めておくことが重要です。
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