捨てコン打設後のレイタンス処理について:基礎工事の前に確認すべきこと

新築一戸建て

基礎工事を進める中で捨てコン(捨てコンクリート)の打設後、レイタンス処理が必要かどうか迷うことがあります。特に捨てコンの打設後に基礎ベースコンを打設する場合、レイタンス処理が求められるかについて、具体的な対策を紹介します。

1. 捨てコンとは?

捨てコンとは、基礎工事の一環として、基礎の下に打設されるコンクリートのことです。基礎の土台となる部分で、基礎の安定性を高めるために使用されます。しかし、捨てコンの上面に水分や汚れが残っていると、次に打設する基礎コンクリートとの接着が不完全になる可能性があります。

2. レイタンスとは何か?

レイタンスとは、コンクリート打設後に表面に現れる水分や微細な粒子を含んだ液体の層のことです。この層が残ったままで次のコンクリートを打設すると、接着不良を起こし、構造的な問題を引き起こすことがあります。レイタンスは取り除くことが重要です。

3. レイタンス処理が必要な理由

レイタンス処理をしない場合、次のコンクリートとの接着が悪くなる可能性があり、最終的に基礎の強度や耐久性に影響を与えます。したがって、基礎コンクリートを打設する前に、レイタンスを取り除くことが非常に重要です。

レイタンスを取り除く方法としては、表面を乾拭きしたり、高圧水で洗浄したりすることが一般的です。施工前に表面の水分をしっかりと拭き取ることで、次の基礎コンクリートがしっかりと接着します。

4. 施工スケジュールにおけるタイミング

質問の内容にある通り、捨てコンの打設から数日後に基礎ベースコンの打設を行う場合、レイタンス処理が必須です。特に、捨てコンが打設された後、一定期間放置された場合、レイタンスが強く現れる可能性が高くなります。

そのため、基礎コンクリートを打設する前にレイタンス処理を行い、次の工事がスムーズに進むようにします。

5. まとめ:レイタンス処理は基礎工事の品質を確保するために重要

捨てコンのレイタンス処理をしっかり行うことで、基礎工事の品質が確保されます。コストや手間を惜しまず、きちんとした処理を行い、後の工事で問題が発生しないようにしましょう。

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