引き出しの前板をレイズドパネル風にトリマーでデザインしたい場合、框組みで仕上げるのが一般的ですが、1枚板でもトリマーを使ってレイズドパネル風のデザインを施すことが可能です。ここではその方法について詳しく解説します。
1. レイズドパネル風デザインとは
レイズドパネルとは、木材の中央部分を盛り上げたデザインで、クラシックな家具に多く見られます。トリマーを使えば、框組みを使わずに、1枚板にレイズドパネル風の加工を施すことができます。
2. トリマーを使ったレイズドパネル風デザインの手順
まず、トリマーの設定を確認します。トリマーに取り付けるビット(刃物)は、レイズドパネル風のデザインに適した形状を選びます。次に、板の中央部分を軽く削り、周囲に段差を作るようにトリマーを使います。この際、削る深さや角度を調整することで、よりリアルなレイズドパネルの形を作ることができます。
3. 必要な道具と材料
レイズドパネル風のデザインを施すためには、トリマーの他に適切なビット、また木材をしっかり固定するクランプが必要です。さらに、削る深さを確認できるゲージやマスキングテープを用意すると、精度高く仕上げることができます。
4. 注意点とコツ
トリマーを使う際には、刃物の刃が木材に深く食い込みすぎないように注意し、少しずつ削っていくことが大切です。また、加工する際に木材が動かないようにしっかりと固定することが求められます。仕上げにサンドペーパーを使って、削った部分を滑らかに整えると、より美しい仕上がりになります。
5. まとめ
トリマーを使用して1枚板でもレイズドパネル風のデザインを施すことは十分可能です。必要な道具と適切な手順を踏むことで、框組みなしでも立派なレイズドパネル風の仕上げを作ることができます。コツを押さえながら作業すれば、素晴らしい仕上がりが実現できます。
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