楽器可・ペット可の防音床マンションに住んでいるものの、足音や咳払いが響いて困っている方へ。防音床の仕様や構造によっては、期待したほどの音の遮断効果が得られない場合があります。この記事では、足音や咳払いが響く理由と、実際にできる対策方法をご紹介します。
防音床マンションでも音が響く理由
防音床が設置されているマンションでも、音が響く原因はさまざまです。例えば、鉄筋コンクリート造(RC造)のマンションでも、壁の厚みや中に使用されている吸音材の有無によって遮音性が異なります。壁1枚の隣だと、咳や大きなくしゃみが聞こえることもあります。遮音性は壁の厚みによりますし、壁の中に吸音材が入っていないことには、いくらかは振動として伝わるものだと思います。
実際に試された対策とその効果
防音マットやカーペットを敷くことで、下の階への音は軽減されるか検証した結果、無対策の場合と比べて6dB程音が軽減されることがわかりました。ただし、足音の中でも足が床に着く時に生じる空気音については、窓やドアなど隙間からも音が漏れてしまうため、軽減が難しいとされています。
家庭でできる防音対策
家庭でできる防音対策としては、以下の方法があります。
- クッション性の高いスリッパを履く:硬いソールのスリッパではなく、柔らかい素材のものを選ぶことで、足音の響きを軽減できます。
- 防音マットやカーペットを敷く:床に防音マットやカーペットを敷くことで、足音や物音の伝わりを抑えることができます。
- 家具を壁から少し離して配置する:壁から距離を取ることで、音の伝わりを減少させる効果があります。
- 遮音カーテンを使用する:窓からの音漏れを防ぐために、遮音カーテンを取り付けることが有効です。
まとめ
防音床が設置されているマンションでも、音が響くことがあります。足音や咳払いの音が気になる場合は、家庭でできる防音対策を試してみると良いでしょう。また、管理会社や管理組合に相談することで、改善策が見つかるかもしれません。快適な住環境を保つために、周囲とのコミュニケーションも大切です。
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