新築住宅の入居前に行う施主検査では、クロスや壁紙の仕上がりに対して細かくチェックを行うことが重要です。特に、間接照明のコード部分やクローゼットなど見えにくい場所で不完全な施工が見受けられることがあります。この記事では、クロスの修繕方法や、指摘した場合にどのように対応されるか、そして修繕後の見栄えや耐久性について解説します。
施主検査でクロスを指摘する際のポイント
施主検査では、家全体の仕上がりをチェックしますが、クロスの仕上がりが適当であると感じることもあるかもしれません。特に、見えにくい部分（例：間接照明のコード部分やクローゼットの内側）での施工が甘い場合、指摘することが必要です。
指摘を行う際には、具体的にどの部分が不完全なのかを示し、施工業者に修繕を依頼します。施工業者は通常、こうした指摘に対して修繕を行う義務があるため、問題を共有し、修正方法を確認することが大切です。
クロス修繕の一般的な方法
クロスの修繕方法にはいくつかの方法があります。指摘した箇所に関しては、業者がどのように修繕を行うかによって仕上がりが変わります。一般的な修繕方法としては、以下の2つの方法が考えられます。
1. クロスの部分的なカットとツギハギ
部分的にクロスをカットし、新たに切り取った部分を貼り直す方法です。この方法は簡単に修繕できますが、ツギハギ部分が目立つことがあり、見栄えに問題が生じる可能性もあります。
ツギハギによる修繕が行われる場合、見栄えを考慮して、業者に仕上がりに満足できるかを確認することが重要です。また、ツギハギ部分が時間の経過と共に剥がれやすくなる心配もありますので、修繕の際にその点も確認しましょう。
2. クロス全体の張り替え
場合によっては、問題のある部分だけでなく、クロス全体を張り替える方法もあります。この方法では、ツギハギの心配はなく、より均一で美しい仕上がりになりますが、部分修繕よりも手間と費用がかかります。
クロス全体の張り替えを希望する場合、業者にその旨を伝えるとともに、費用や作業期間についても確認しておくことが大切です。
クロス修繕後の注意点と維持方法
クロスの修繕後、特にツギハギを行った場合、時間が経つと隙間ができたり、接着部分が剥がれてきたりすることがあります。これを防ぐためには、施工後にしっかりと乾燥させ、接着剤がしっかりと定着するようにします。
また、日常的に湿気の多い場所や直射日光が当たる場所では、クロスが劣化しやすくなります。湿気の多い場所では、換気をしっかりと行い、クロスの状態をチェックすることが重要です。
まとめ
施主検査でクロスの不具合を指摘した場合、修繕方法としては「部分的なカットとツギハギ」や「クロス全体の張り替え」の2つの方法が一般的です。どちらの方法を選ぶかは、見栄えや費用、手間を考慮しながら決めると良いでしょう。
ツギハギによる修繕の場合、見栄えや耐久性に問題が生じることがあるため、業者とのコミュニケーションを大切にし、しっかりと納得のいく修繕をしてもらうことが重要です。最終的には、快適な住環境を実現するために、修繕後の維持管理にも気を配りましょう。
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