登記申請書の課税価格と登録免許税を正しく計算するためには、相続による土地の一部の移転について理解し、正確に申請書に記入することが重要です。本記事では、相続登記申請時における課税価格の計算方法と登録免許税の計算について解説します。
土地の一部相続における課税価格の計算方法
土地の一部が相続対象となる場合、課税価格の計算は相続した土地部分に対して行います。質問者のケースでは、土地の一部を母親から相続する形になりますが、この場合、相続人が1人の場合、母親の持分を基に計算します。
具体的には、土地評価額(13716800円)を母親の持分割合(450/2700)に乗じて計算します。これにより、相続した土地部分の評価額を算出することができます。
登録免許税の計算方法
登録免許税は、土地の評価額に基づいて計算されます。評価額に対して0.4%を掛けることで、登録免許税が算出されます。
質問者の場合、固定資産税課税明細書に記載された土地評価額は13716800円です。登録免許税を求めるために、まずこの評価額に0.4%を掛けると、54800円となります。ただし、この金額は土地全体のものですので、相続する母親の持分部分(450/2700)に対応する額に修正します。
母親の持分の割合と登録免許税
母親の持分割合は、質問に記載されたように「2700分の450」となります。この割合を基に、登録免許税を再計算します。登録免許税の総額(54800円)を母親の持分割合である450/2700に掛け算します。
この計算結果が、相続登記に必要な登録免許税となります。具体的には、登録免許税は以下のように計算されます。
54800円 × (450/2700) = 約9100円 |
相続登記申請書の記入方法
相続登記申請書には、相続した土地の課税価格と、それに基づく登録免許税を正しく記入する必要があります。課税価格は母親の持分に対応する評価額を用い、登録免許税はその評価額に基づいて計算した金額を記入します。
また、登記申請時に必要な書類や手続きについても事前に確認しておくとスムーズに申請が進みます。登記申請書に記載する内容については、司法書士や法務局に相談し、正確な手続きを行いましょう。
まとめ
登記申請書の課税価格と登録免許税の計算は、相続した土地部分の評価額を元に行います。相続人が1人の場合、母親の持分割合に基づいて計算します。課税価格の計算後、登録免許税はその評価額に0.4%を掛けて求めます。登記申請書にはこれらの金額を正確に記入し、必要な手続きを行うことが大切です。
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