床が抜けそうで板の間のノリが取れてしまった場合、修理をどのように進めるべきか悩むことがあります。特に、大工さんから根幹からやり直しが必要だと言われ、30万円の費用がかかる場合、自分で修理を行う方法や安く抑える方法について知りたい方も多いでしょう。本記事では、そのような修理方法とコストを抑えるための方法を解説します。
床のノリが取れた原因と修理の基本
板の間のノリが取れてしまう原因には、経年劣化や湿気が関係している場合があります。木材の接着に使われるノリが湿気や温度変化により劣化することがあります。もし板が腐っていないのであれば、ノリが劣化して板が浮いてきている状態です。
修理には、まず板を取り外して、古いノリをきれいに取り除くことが必要です。その後、板を再接着するために適切な木材用の接着剤を使用し、新しいノリでしっかりと固定します。
自分でできる修理方法:費用を抑える方法
自分で修理を行うことで、施工費を大幅に抑えることができます。まず、修理に必要な道具を準備しましょう。具体的には、以下のものが必要です。
- サンドペーパー(古いノリを取り除くため)
- 木材用接着剤(ノリの代わりに使用する)
- クランプ(板を固定するため)
- ハンマーやタガネ(必要に応じて)
まず、浮いている板を取り外し、古いノリをサンドペーパーできれいに取り除きます。次に、新しい接着剤を塗り、板を元の位置に戻し、クランプでしっかりと固定します。数時間から1日程度乾かすことで、しっかりと接着され、修理が完了します。
安く抑えるための施工費を節約する方法
自分で修理を行うことで、材料費だけで済むため、施工費を大幅に抑えることが可能です。ただし、複数箇所に同じような問題がある場合や、修理が難しい場所がある場合は、専門の業者に依頼することを考えた方がよいでしょう。
また、業者に依頼する場合でも、複数の業者から見積もりを取ることで、価格競争を促進し、安い施工費を見つけることができます。さらに、必要以上の修理を避け、修理範囲を最小限に抑えることでコストを削減できます。
注意点:自己修理で避けるべきリスク
自分で修理をする場合、以下の点に注意しましょう。
- 不完全な接着:接着剤を均一に塗布しないと、修理後に再び板が浮いてきてしまう可能性があります。
- 施工後の乾燥:接着剤は完全に乾かしてから使用することが重要です。乾燥が不十分だと、修理した部分がすぐに剥がれてしまいます。
- 道具の選定:適切な道具を使わないと、作業が不安定になり、仕上がりが悪くなることがあります。専門的な道具を使うことが推奨されます。
まとめ
床が抜けそうで板の間のノリが取れてしまった場合、まずは原因を特定し、必要に応じて自分で修理することが可能です。接着剤を使った修理方法を実践することで、コストを抑えることができますが、複数箇所に問題がある場合や作業が難しい場合は、専門業者に依頼することも一つの選択肢です。修理を行う際は、慎重に作業を進め、適切な道具と材料を使用して、安定した仕上がりを目指しましょう。
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