地デジが映らない?アンテナレベルが低い時の原因と対処法まとめ

中古一戸建て

中古住宅を購入した後、地デジの受信状態が悪くて困るというケースは意外と多くあります。テレビが1チャンネルしか映らなかったり、画面が荒れたり、設定をやり直すたびに映るチャンネルが変わる…などは、アンテナ設備に問題がある可能性があります。この記事では、地デジ視聴の基本から、アンテナの確認ポイント、自分でできる改善策まで、分かりやすく解説します。

1. 地デジはアンテナがあれば無料で見られるのか?

基本的に、地デジ放送はアンテナがあれば無料で視聴できます。テレビ本体に地デジチューナーが内蔵されており、正しく接続されたアンテナがあれば、NHKや民放の地上波放送を受信可能です。

ただし、インターネット回線やCATVなどの契約が必要になるのは、地デジではなく光テレビやケーブルテレビを利用している場合です。物件によっては前の所有者がそのようなサービスを利用していたため、アンテナがなくてもテレビが見られていたケースもあります。

2. アンテナが設置されている可能性のある場所

アンテナがどこに設置されているのか分からない場合、以下の場所をチェックしてみましょう。

  • 屋根の上(一般的な八木式アンテナ)
  • 屋根裏(最近の住宅で目立たないように屋根裏設置されることも)
  • 外壁(壁面に平面アンテナが設置されていることも)
  • ベランダやバルコニー(小型のアンテナが設置されることがある)

屋根の上にあるアンテナは、自分で確認するのは危険なので、双眼鏡などで遠目から確認したり、近隣の住宅と比較してみるのも手です。

3. 一部のチャンネルが映るならアンテナはある可能性が高い

もしも1つでも地デジチャンネルが映るのであれば、アンテナが完全にないという可能性は低いです。アンテナの劣化、方向ズレ、接続不良、またはブースターの未設置・故障などが原因の可能性が考えられます。

また、チャンネルスキャンを繰り返しても映るチャンネルが変わる場合は、アンテナレベルが非常に不安定であることを意味します。

4. ブースターの後付けは可能か?

ブースター(増幅器)は自分で後付けすることも可能です。特に複数の部屋にテレビ端子がある(=分配器がある)場合、信号が弱くなりやすいのでブースターの設置は効果的です。

ブースターには「屋内用」と「屋外用」があり、屋根裏に分配器があるなら屋内用でOKなケースが多いです。コンセントから電源が取れるタイプが使いやすく、Amazonや家電量販店でも5,000円前後で購入できます。

5. 自力対応か業者依頼か、判断のポイント

できるだけ費用を抑えたいなら、まずは自分で以下を試してみましょう。

  • テレビとアンテナ端子の接続を見直す
  • チャンネルスキャンを再実行
  • 分配器の状態を確認
  • 屋根裏にブースターを設置

それでも改善されない場合や、そもそもアンテナがどこにあるか分からない、屋根の上の確認ができないなどの場合は、アンテナ業者に見積もりだけでも依頼するのがおすすめです。訪問調査だけなら無料の業者もあります。

まとめ

地デジはアンテナがあれば無料で視聴できる仕組みですが、アンテナ設備の不備や劣化、ブースターの不在などで受信障害が起こることもあります。まずは自宅内の配線や分配器の確認、必要であればブースターの後付けなど、手の届く範囲で対策してみましょう。それでも改善しない場合は、無理に自力で対応しようとせず、専門業者の調査を受けて安全かつ確実に解決するのが安心です。

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