奥行30cmのクローゼットでもハンガー収納は可能？突っ張り棒活用術と注意点

クローゼットの奥行が浅いと「服がちゃんと収まるのか」「突っ張り棒は使えるのか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。特に奥行30cmのクローゼットは一般的なハンガーサイズよりもかなり浅いため、工夫が必要です。

標準的なハンガーのサイズと奥行の関係

一般的なハンガーの横幅は約40〜45cm。服をかけた状態では、肩の厚みも含めて奥行40〜50cm程度のスペースを必要とします。つまり、奥行30cmのクローゼットでは、通常の向きでハンガーをかけるのは難しいということになります。

ですが、突っ張り棒の設置やハンガーのかけ方に工夫をすれば、十分に収納は可能です。

突っ張り棒を設置するには、ある程度の壁の強度が必要です。特に衣類の重さがかかるので、しっかり固定できるかが重要なポイントになります。奥行が浅いため、突っ張り棒はクローゼットの幅方向に設置するのが基本となります。

設置する際には、壁が石膏ボードの場合、補強板や専用プレートを使って設置するのがおすすめです。

奥行30cmのクローゼットで服をハンガーにかけて収納したい場合、ハンガーの首を斜めにかける方法が非常に有効です。これは市販の『斜め掛け専用ハンガーフック』などを活用すれば簡単に実現できます。

また、S字フックや回転式フックを活用すれば、より柔軟なかけ方ができ、奥行の制限をある程度解消できます。

浅型のクローゼットにおすすめのグッズとして、以下のようなものがあります。

シャツやブラウスなど薄手の衣類であれば、奥行30cmのスペースでも斜め掛けや折り畳み収納で問題なく収まる場合が多いです。一方で、コートやジャケットのような厚手の衣類は収納しにくくなるため、別の場所への収納を検討するのが無難です。

また、季節ごとの入れ替えも取り入れると、スペースを有効活用しやすくなります。

奥行30cmのクローゼットに突っ張り棒でハンガーラックをつけるのは、一見難しそうですが、斜め掛けや省スペースグッズを使えば、しっかりと服を収納することができます。

無理に通常のハンガーで対応するのではなく、スペースに合った収納方法を工夫して取り入れることが快適な収納のコツです。