引っ越し先でよく見かける2ハンドル式混合栓。昔ながらのタイプでコストが抑えられる反面、お湯と水の調整に手間がかかり、「温度が安定しない」「やけどしそうになる」といった悩みを抱える方も少なくありません。この記事では、2ハンドル混合栓を上手に使いこなすコツや便利グッズをご紹介します。
2ハンドル混合栓の仕組みを理解しよう
2ハンドル式は、左のハンドルが湯、右が水という構造で、それぞれの量を調整して温度を決めます。シングルレバーと違って、慣れるまでは温度調整が難しく感じるのは当然のことです。
この構造上、どちらかの水圧が変わるとすぐに温度が変動してしまうため、安定した水温を得るにはちょっとしたテクニックが必要です。
毎回同じ温度に調整するためのコツ
最もシンプルな方法は、ハンドルの角度に目印をつけることです。たとえば、湯と水のハンドルそれぞれにマスキングテープで「ここまで回せばちょうどよい」という位置を記録しておくことで、毎回の微調整を減らせます。
また、温度が安定するまで水を出しながら手ではなく洗面器などで温度を確認するようにすると、やけどのリスクも減ります。
便利な後付けグッズを活用しよう
以下のような市販アイテムを取り入れることで、2ハンドル混合栓の使い勝手がぐっと向上します。
- 温度表示付きシャワーヘッド:水温をリアルタイムで表示してくれるため、調整がしやすくなります。
- 温度調整アダプター:2ハンドル式の蛇口の間に取り付けて、簡単にサーモスタット機能を加えることができる商品もあります。
- レバー型ハンドル:回しやすくするために、ハンドルをレバー型に交換するのも一案です。
毎回の調整が面倒な方へ:サーモスタット水栓への交換
「毎回調整するのがストレス…」という方には、サーモスタット混合水栓への交換も検討の価値ありです。設定温度をダイヤルで指定できるため、急な温度変化が少なくなり、快適性が格段に上がります。
賃貸の場合は勝手な工事ができないことが多いので、管理会社への確認が必要です。また、工事費込みで1万~2万円程度が相場です。
実際のユーザーの声と工夫
2ハンドル式混合栓を使っている方の体験談を紹介します。
「毎日使う位置にハンドルを固定してテープで印をつけたら、だいぶ楽になりました!」
「100均で買った温度表示ステッカーを使って、お湯が安定してから顔を洗うようにしています」
まとめ:小さな工夫と道具で快適に
2ハンドル混合栓は確かに不便な面もありますが、印を付ける・温度表示アイテムを使う・アダプターを活用するといった工夫で、快適な温度管理が可能になります。
毎日の小さなストレスを減らすために、ぜひ試してみてください。
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