収納スペースの奥行きが深すぎて使いにくいと感じることはありませんか?特に、押入れのような作りの収納では、中板の奥行きがありすぎて物を取り出しにくく、活用しづらいことがよくあります。この記事では、奥行きの深い収納スペースを使いやすくするために、可動棚を設置する方法や、薄いベニアの壁でもしっかりと固定するアイデアを紹介します。
奥行きが深い収納の問題点
奥行きが深い収納には、以下のような問題点があります。
- 奥の物が取り出しにくい: 奥に収納した物が見えづらく、取り出すのが大変。
- デッドスペースができる: 収納の奥が使われず、スペースを有効活用できない。
- 収納の整理が難しい: 物を前後に積み重ねるため、必要なものをすぐに見つけられない。
これらの問題を解決するために、奥行きを調整できる可動棚の設置が有効な方法となります。
薄いベニア壁でもできる可動棚の設置方法
収納の壁が薄いベニアの場合、ビスが効かず、可動棚用のレールを設置するのが難しいことがあります。そのような場合でも、以下の方法で対策が可能です。
1. 背板に補強材を追加する
壁の強度が不足している場合、補強用の板(合板やパーチクルボード)をベニアの上から固定し、その上に可動棚のレールを取り付ける方法があります。
手順。
- 12mm以上の合板を、収納の奥のベニア部分にしっかりと固定する。
- 木工用のビスや強力な両面テープ+接着剤を使って補強板を貼る。
- 補強した合板に可動棚のレールを設置する。
この方法であれば、薄いベニア壁にも安定して可動棚を取り付けることができます。
2. ラブリコやディアウォールを使う
ベニア壁に直接ビスを打つのが難しい場合、突っ張り式の柱(ラブリコやディアウォール)を活用する方法もあります。
手順。
- 収納の奥行きや高さに合わせて2×4材(38mm×89mmの木材)をカットする。
- 天井と床の間にラブリコやディアウォールを使って突っ張り柱を設置する。
- 柱に可動棚用のレールを取り付ける。
この方法なら、壁に穴を開ける必要がなく、収納スペースを最大限に活用できます。
3. 収納ラックやカラーボックスを活用する
DIYの手間を省きたい場合は、既製品の収納ラックやカラーボックスを活用するのもおすすめです。
おすすめの収納アイテム。
- スチールラック: 高さを調整できるものが多く、収納しやすい。
- カラーボックス: 奥行きがあるものを選べば、収納スペースを無駄なく活用できる。
- ワゴン収納: キャスター付きなら、奥行きが深くても簡単に出し入れできる。
特に、ニトリやIKEAなどの店舗には、リーズナブルな価格で使いやすい収納ラックが揃っています。
業者に依頼すべきか?DIYで対応できるか?
収納のリフォームをDIYで行うか、業者に依頼するかは、予算や作業の難易度によります。
DIYが向いている場合
- ラブリコやディアウォールを使って棚を設置する。
- 補強板を貼ってレールを取り付ける。
- 既製品の収納ラックを活用する。
DIYのメリットは低コストで収納を改善できることですが、工具の扱いに慣れていない場合は作業が難しいこともあります。
業者に依頼すべき場合
- 収納の壁が極端に弱く、大がかりな補強が必要な場合。
- パントリーのような本格的な収納スペースを作りたい場合。
- ビスの打ち方やDIYの知識に不安がある場合。
業者に依頼すると仕上がりがきれいで、安全性も高いというメリットがあります。費用は5万円〜10万円ほどかかる場合が多いですが、長く使う収納を作るならプロに頼むのも一つの選択肢です。
まとめ
奥行きが深い収納を使いやすくするには、可動棚を設置する方法が有効です。しかし、薄いベニア壁ではビスが効かないため、補強材を使うか、ラブリコやディアウォールを活用する方法がおすすめです。DIYで対応できる場合もありますが、大がかりな工事が必要なら業者に依頼するのも一つの選択肢です。
自分のライフスタイルに合わせて、収納スペースをより便利に活用できるように工夫してみましょう。
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