マンションの玄関先で小さなコウモリを見つけると、「どこから来たのか?」「家の中や近くに巣があるのでは?」と不安になるかもしれません。コウモリは夜行性のため、昼間に見つかるのは珍しいケースですが、いくつかの理由が考えられます。本記事では、コウモリがマンションに現れる原因や、巣がある可能性、対策方法について解説します。
マンションにコウモリが現れる原因
コウモリは通常夜行性ですが、昼間に発見されることもあります。マンションに現れる主な原因を見ていきましょう。
① 迷い込んできた可能性
コウモリは飛行中に誤って建物内に入り込むことがあります。特に開けっぱなしの窓や換気口から侵入するケースが多いです。
- 換気口や通気口から入り込んだ
- 夜間にベランダや玄関から侵入し、明るくなって動けなくなった
② 巣が近くにある可能性
マンションの屋根裏・壁の隙間・換気ダクトなどは、コウモリの巣になりやすい場所です。巣があると、複数のコウモリを見かけることがあります。
- 何度もコウモリを見かける
- 夜にチューチューという鳴き声が聞こえる
- 壁や床に黒いフンが落ちている
これらの兆候があれば、巣が近くにある可能性が高いです。
③ 体調不良や事故による行動異常
昼間に動けないコウモリは、弱っている・怪我をしている可能性もあります。
- 気温の変化で衰弱してしまった
- 羽を怪我して飛べなくなった
- 病気にかかっている
この場合、無理に触らず、専門業者に相談するのが安全です。
コウモリの巣があるかを確認する方法
コウモリが単独で迷い込んだのか、それとも巣があるのかを確認する方法を紹介します。
① 夜にマンションの外壁や屋根を観察する
コウモリは夜になると活動を始めるため、夕暮れ時にマンション周辺を観察すると、出入りしている場所が分かることがあります。
② フンの有無をチェック
コウモリのフンは黒く細長い形をしており、玄関やベランダ、壁際に溜まっている場合は巣が近い可能性が高いです。
③ 壁の中や天井裏からの音を聞く
夜間にチューチューという鳴き声や、カサカサと動く音が聞こえる場合、建物内に巣を作っている可能性があります。
マンションでのコウモリ対策
コウモリの侵入を防ぐためには、いくつかの対策が必要です。
① 侵入口をふさぐ
コウモリが出入りする隙間をふさぐことで、建物内への侵入を防ぐことができます。
- 換気口や通気口にはメッシュカバーをつける
- 窓やベランダの隙間を防虫ネットで塞ぐ
- エアコンの配管穴をパテで埋める
② コウモリが嫌うアイテムを設置
コウモリは強い光や超音波を嫌うため、以下のアイテムが効果的です。
- ベランダにLEDの強い光を当てる
- コウモリ用の超音波装置を設置する
- ミントやハッカのスプレーを使用する(コウモリは強い香りを嫌う)
③ マンション管理会社や専門業者に相談
コウモリが何度も現れる場合や、巣がある可能性が高い場合は、マンションの管理会社や専門業者に相談しましょう。
- 管理会社に連絡し、共用部分の点検・清掃を依頼
- 専門業者に調査を依頼し、駆除・侵入対策を実施
まとめ
マンションの玄関先にコウモリがいた場合、迷い込んだだけなのか、巣が近くにあるのかを確認することが重要です。
- 単独のコウモリなら迷い込んだ可能性が高い
- フンや鳴き声がある場合は巣が近くにある可能性
- 侵入口をふさぎ、超音波装置や防虫ネットで対策
コウモリは法律で勝手に駆除できない場合もあるため、頻繁に発生する場合は管理会社や専門業者に相談し、安全に対処しましょう。
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