クッションフロアにカラーボックスを固定する方法と注意点

リフォーム

店舗の待ち合いスペースの間仕切りとしてカラーボックスを使用する場合、耐震対策として床に固定することが求められることがあります。しかし、床がクッションフロアの場合、固定方法には注意が必要です。ここでは、クッションフロアにビス止めが可能かどうか、適切な固定方法について解説します。

クッションフロアにビス止めは可能か?

クッションフロアは、表面がビニールやウレタンでできているため、直接ビス止めを行うと次のような問題が発生する可能性があります。

  • ビスがしっかり固定されない:クッションフロアの下地が合板やコンクリートの場合、ビス止めが難しくなることがあります。
  • 床材が割れたり破損する:強い力を加えると、クッションフロアが裂けることがあります。
  • 見た目の問題:ビス穴が目立ち、床の美観を損なう可能性があります。

クッションフロアに適した固定方法

クッションフロアに直接ビス止めをするのではなく、以下の方法で固定することをおすすめします。

1. 両面テープと耐震ジェルパッドを活用する

耐震ジェルパッドや強力な両面テープを使うことで、穴を開けずにしっかり固定できます。

  • 耐震ジェルパッド:家具用の耐震ジェルをカラーボックスの底に設置することで、ズレを防ぎます。
  • 強力な両面テープ:特に耐震用途のものを選ぶと、簡単に固定できます。

2. L字金具で壁や柱に固定する

床への固定が難しい場合は、L字金具を使って壁や柱に固定する方法もあります。

  • 壁に穴を開けられる場合は、アンカーボルトを使用してしっかり固定。
  • 穴を開けたくない場合は突っ張り棒タイプの固定具を利用。

3. 重しを入れて安定させる

カラーボックスの下段に重い物を入れることで、転倒を防ぐ方法もあります。

  • 耐震用の砂袋や重しを入れる。
  • コンクリートブロックをカバーで覆い、目立たないように設置。

固定前に保健所に確認する

クッションフロアに直接ビス止めできない場合でも、上記のような方法でしっかり固定できることを保健所に相談し、認めてもらえるか確認するのが重要です。

まとめ

クッションフロアにカラーボックスを固定する際は、ビス止めではなく耐震ジェルパッド・両面テープ・L字金具・重しを活用する方法をおすすめします。店舗の安全性を確保するためにも、保健所と相談しながら適切な固定方法を選びましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました