うるさら7.1kWの設置は可能?既存穴65mmでの施工可否と対策

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エアコン「うるさら7」の7.1kWモデルをマンション(コンクリート)に設置する際、既存の配管穴が65mmで問題なく施工できるのか気になる方も多いでしょう。本記事では、65mmの既存穴を活用できるのか、それとも新たにコア抜きを検討すべきかについて詳しく解説します。

1. うるさら7.1kWの配管サイズと必要な穴径

ダイキンの「うるさら7」シリーズは、高性能な加湿機能や換気機能を備えたエアコンで、配管のサイズが他の一般的なエアコンと異なることがあります。

1-1. うるさら7.1kWの配管径

一般的に、7.1kWクラスのエアコンでは以下のような配管径が採用されています。

  • 液管:6.4mm(1/4インチ)
  • ガス管:9.5mm(3/8インチ)または12.7mm(1/2インチ)
  • ドレンホース:14mm前後
  • 電線:VVF2.0mm×3芯(または4芯)

これらをまとめた場合、通常75mm以上の穴径が推奨されています。

1-2. 65mmの穴で配管は通せるか?

既存の65mmの穴では、うるさら7.1kWの配管をギリギリ通せる場合があるものの、以下の問題が発生する可能性があります。

  • 配管の曲げ加工が厳しく、断熱材の潰れや破損のリスクがある。
  • ドレンホースの設置が難しくなり、水漏れの原因になる。
  • 室内機・室外機の設置位置が制限される可能性がある。
  • 将来的にメンテナンスがしにくくなる。

特に、無理に通すと配管が潰れて冷暖房効率が低下したり、水漏れやガス漏れのリスクが生じる可能性があります。

2. コア抜きをするべきか?

既存の65mm穴では配管の通し方に制約があるため、新たにコア抜きをする方が安全で確実です。

2-1. コア抜きのメリット

  • 75mm以上の適正な穴を確保できる。
  • 配管の取り回しがスムーズになり、効率的な冷暖房が可能になる。
  • メンテナンス時の負担が軽減される。
  • 将来的に別のエアコンに交換する際にも対応しやすい。

2-2. コア抜きの費用と施工について

マンションのコンクリート壁のコア抜きは、施工業者によって異なりますが、一般的に以下の費用がかかります。

作業内容 費用相場
コンクリート壁のコア抜き(75mm~80mm) 1万5千円~3万円
補修費用(必要な場合) 5千円~1万円

マンションの場合は管理組合の許可が必要になることがあるため、事前に確認しておくことが重要です。

3. 既存穴を拡張する方法もある?

場合によっては、新規のコア抜きではなく、既存の65mm穴を拡張する方法もあります。拡張なら費用が抑えられる可能性がありますが、以下の点に注意が必要です。

  • 拡張が可能かどうかは壁の強度による。
  • マンション管理規約で制限されている可能性がある。
  • 専門業者に依頼しないと難しい。

拡張が可能かどうかは、施工業者に相談してみるのが良いでしょう。

4. まとめ

「うるさら7」7.1kWをマンションに設置する際、65mmの既存穴では厳しいケースが多く、75mm以上の穴が推奨されます。

最も確実な方法は、コア抜きを行うことですが、管理規約の確認や施工費用の検討が必要です。また、既存穴を拡張する方法も考えられますが、施工できるかどうかは業者と相談するのがベストです。

適切な穴サイズで施工し、エアコンの性能を最大限に発揮できる環境を整えましょう。

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