水道管の交換や修理中に管が折れてしまうと、どう対処すればよいのか悩むことがあります。特に供給側の管(オス側)が歪んでしまうと、水漏れの原因にならないか不安になる方も多いでしょう。本記事では、水道管が折れた際の適切な対処法と、再取り付け時の注意点について解説します。
水道管の接続部分はフラットでなくてもよい?
基本的に、水道管の切り口が歪んでいると水漏れのリスクが高くなります。特に以下の点に注意が必要です。
- パッキンが正しく密着しない可能性がある
- 接続部分に隙間ができて水圧がかかると漏れやすくなる
- ねじ込み式の場合、しっかり奥まで締められないと接続が不完全になる
そのため、再取り付けする際には、可能な限り管の口をフラットに整えることをおすすめします。
水道管が折れた際の具体的な対処法
1. 折れた部分を確認する
まず、折れた部分がどの程度歪んでいるかを確認します。軽度の歪みであれば修正可能ですが、大きく変形している場合は新しい管への交換が必要になります。
2. 切り口をフラットにする
再接続するために、以下の方法で切り口を整えましょう。
- 金属ヤスリを使い、歪みを滑らかにする
- パイプカッターを使って切り直す
- リーマーを使い、バリを取り除く
これにより、パッキンやシールテープがしっかり密着し、水漏れのリスクを抑えることができます。
3. シールテープを巻く
ねじ込み部分にはシールテープ(水道用テフロンテープ)を巻くことで、隙間を埋めて密閉性を高めることができます。シールテープの巻き方のポイントは以下の通りです。
- ねじの根元から時計回りに5〜10回巻く
- しっかりと密着させながら巻く
- 巻きすぎるとねじ込みができなくなるため、適量を意識する
4. 再接続し、水漏れチェックをする
蛇口を再取り付けした後、水を流して水漏れチェックを行います。以下の点を確認しましょう。
- 接続部分から水がにじみ出ていないか
- 蛇口を開閉しても異常がないか
- 水圧をかけても漏れないか
もし水漏れがある場合は、一度取り外して再度シールテープを巻き直し、しっかり締め直しましょう。
まとめ
水道管が折れた場合、接続部分の切り口が歪んでいると水漏れの原因になるため、できるだけフラットに整えることが重要です。ヤスリやパイプカッターで修正し、シールテープを適切に巻くことで、再取り付け時の密閉性を高めることができます。
また、取り付け後は必ず水漏れチェックを行い、問題がある場合は再調整を行いましょう。適切な処置を行えば、安心して水道を使用できます。
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