突っ張りタイプの家具は、省スペースで安定した収納を実現できる便利なアイテムです。しかし、ジョイントマットの上に設置する場合、安定性や強度に問題がないか気になる方も多いでしょう。
本記事では、突っ張りタイプの家具をジョイントマット上に設置する際の強度や安全性のポイントについて詳しく解説します。
ジョイントマットの上に突っ張り家具を設置しても大丈夫?
結論から言うと、ジョイントマットの上に直接突っ張り家具を設置するのは推奨されません。ジョイントマットは柔らかいため、以下のようなリスクがあります。
- 突っ張り部分が沈み込み、家具が傾く可能性がある
- 長期間使用すると、マットの変形により安定性が低下する
- 地震や衝撃で突っ張りが緩みやすくなる
特に、テレビ台のような重量のある家具は、不安定になると倒れる危険性が高まります。
安全に設置するための方法
ジョイントマットの上に突っ張り家具を設置する場合、安定性を確保するための対策が必要です。
① ジョイントマットの一部をカットして床に直接設置する(推奨)
最も安定した設置方法は、突っ張り家具の脚部分に合わせてジョイントマットをカットし、床に直接設置することです。
この方法なら、家具の脚が直接床に接地するため、沈み込みの心配がなくなります。
カットする際のポイント。
- 家具の脚がしっかり床に接するように、マットを正確に切る
- カット部分の周囲を滑り止めシートで補強する
- 元のマットと段差ができないように調整する
② 硬い板を敷いて均等に荷重を分散させる
ジョイントマットをカットしたくない場合は、合板やMDF板などの硬い板を家具の脚の下に敷くことで安定性を高める方法もあります。
この方法では、家具の荷重が板全体に分散されるため、ジョイントマットへの沈み込みを防ぐことができます。
適した板のサイズ。
- 厚さ5mm~10mm程度の合板またはMDF板
- 家具の脚よりも少し大きめのサイズ(約20cm×20cmなど)
③ 突っ張り強度を確認し、補助固定をする
ジョイントマットの影響で突っ張り強度が弱くなる場合、補助固定を行うとより安全に設置できます。
補助固定の方法。
- 壁と家具の間に耐震ポールを設置する
- 家具の上部と壁をL字金具で固定する
- 家具の下に耐震マットを敷いて滑り止めを強化する
特に、小さな子供がいる家庭では、家具の転倒防止対策をしっかり行うことが重要です。
ジョイントマットの影響を最小限にするためのポイント
ジョイントマットの上に突っ張り家具を設置する場合、以下のポイントを意識すると安定性を保ちやすくなります。
- ジョイントマットの厚さが厚すぎる(10mm以上)場合は注意する
- 家具の下に滑り止めシートを敷くことでズレを防ぐ
- 設置後、定期的に突っ張り具合をチェックし、緩みがないか確認する
これらの対策を講じることで、突っ張り家具を安全に設置できます。
まとめ|ジョイントマット上の突っ張り家具は工夫次第で安全に設置可能
突っ張りタイプの家具をジョイントマットの上に設置する場合、そのままだと安定性に欠けるため、適切な対策が必要です。
- 最も安全なのは、ジョイントマットをカットし、床に直接設置する方法
- カットせずに設置する場合は、硬い板を敷いて沈み込みを防ぐ
- 突っ張り具合を定期的に確認し、補助固定を行うとより安全
子供の安全を考慮しながら、安定した設置方法を選びましょう!
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