可動棚を設置する際、横にダボ(棚ダボ)を使用するタイプと、奥にアーチ型の金具を使用するタイプのどちらが適しているのか迷うことがあるでしょう。特に電子レンジやトースターなどの重量物を置く場合、安定性が重要になります。
本記事では、ダボ式とアーチ金具式の違い、それぞれのメリット・デメリット、適した用途について解説します。
可動棚のタイプ別比較
可動棚の種類には、ダボ式とアーチ金具式の2種類があります。それぞれの特徴を表にまとめました。
タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ダボ式 | 左右の側板にダボ(棚受け)を差し込んで棚板を支える方式 |
|
|
アーチ金具式 | 奥の壁面にアーチ型の金具を取り付け、棚板を引っ掛けて固定する方式 |
|
|
どちらが電子レンジ・トースター向きか?
電子レンジやトースターは比較的重いため、安定性が求められます。そのため、以下のように選ぶと良いでしょう。
① 安定性を優先するなら「アーチ金具式」
電子レンジやトースターは振動が発生することがあるため、耐荷重の高いアーチ金具式の方が適しています。特に、20kg以上の耐荷重が必要な場合は、アーチ金具式が安心です。
② 設置の手軽さを優先するなら「ダボ式」
ダボ式は設置が簡単で、高さ調整が柔軟にできるというメリットがあります。頻繁に棚の位置を変えたい場合には、ダボ式が便利です。ただし、重量物を支える場合は金属製のダボを使用することをおすすめします。
可動棚を安全に設置するためのポイント
可動棚の耐久性や安全性を高めるために、以下の点を意識しましょう。
① 棚板の厚みを確保する
電子レンジやトースターを置く場合、棚板の厚みは最低でも18mm以上あるものを選びましょう。厚みが薄いと、たわんでしまう可能性があります。
② 耐荷重をチェック
棚の耐荷重を確認し、電子レンジやトースターの重量を支えられるかをチェックしてください。30kg以上の耐荷重がある棚を選ぶと、より安心です。
③ 壁への固定も検討
特にアーチ金具式を採用する場合、壁にしっかりとネジで固定することが重要です。下地のある場所に取り付けるか、石膏ボードならアンカーを使用して固定しましょう。
まとめ
可動棚を設置する際の選択肢として、ダボ式とアーチ金具式があります。それぞれの特徴を理解し、設置する目的に合ったものを選ぶことが重要です。
選び方のポイント:
- 耐荷重を重視するならアーチ金具式
- 高さ調整の自由度を求めるならダボ式
- 棚板の厚みは18mm以上を推奨
- 耐荷重は30kg以上あると安心
- 壁に固定する場合は下地のある場所に設置
電子レンジやトースターを安全に収納するために、最適な可動棚を選び、安定した設置を行いましょう!
コメント