トイレが詰まった際にラバーカップを使用すると、通常「ゴボゴボゴボ」といった音がして詰まりが解消されることがあります。しかし、場合によっては音がしないまま水が流れることもあります。
では、ラバーカップ使用後に「ゴボゴボ」という音がしない場合でも、詰まりが解消されているのか?それともまだ部分的に詰まっているのか?本記事ではその判断基準や確認方法を解説します。
ラバーカップを使用した際の音がしない理由
ラバーカップを使うと詰まりが抜けた瞬間に「ゴボゴボ」といった音がすることが多いですが、場合によっては音がしないまま水が流れることもあります。その理由はいくつか考えられます。
1. 詰まりが少しずつ解消された
詰まりが一気に抜けると「ゴボゴボ」という音が出やすいですが、少しずつ水が流れるようになった場合、目立った音がしないことがあります。例えば、トイレットペーパーが水を含んで柔らかくなり、徐々に流れた場合、音はほとんどしません。
2. まだ部分的に詰まっている
一見水が流れるようになっていても、配管のどこかにまだ残っている詰まりがある可能性もあります。この場合、何度か水を流してみると再び流れが悪くなることがあります。
3. 配管の形状による違い
トイレの排水管はS字やU字にカーブしているため、詰まりが抜けるときの空気の動きで「ゴボゴボ」と音がすることが多いです。しかし、詰まりの位置や水の流れ方によっては音がしないこともあります。
詰まりが完全に解消したか確認する方法
音がしなくても、完全に詰まりが取れたかどうかを確認するには、以下の方法を試してみてください。
1. バケツで水を流してみる
通常のレバーではなく、バケツに水を汲んで、少し高い位置から一気に流してみると、水がスムーズに流れるかを確認できます。もし水がゆっくり流れる、あるいは溜まるようであれば、まだ詰まりが解消していない可能性があります。
2. 何度か連続で水を流してみる
ラバーカップを使った後、数回に分けて水を流し、流れ方を確認しましょう。一回だけスムーズに流れても、二回目以降に水が溜まるようなら、まだ詰まりが残っている可能性が高いです。
3. ラバーカップを再度使用する
水が流れているように見えても、完全に詰まりが取れていないこともあります。再度ラバーカップを使用し、「ゴボゴボ」と空気が抜ける感覚があるかどうかを確認しましょう。
4. 排水口の周辺をチェックする
便器の水位が通常より高い、または低い場合は、まだ流れが悪い可能性があります。排水口周辺に流れきれなかったトイレットペーパーなどが残っていないか確認し、気になる場合は取り除いてみましょう。
詰まりが解消しない場合の対処法
もし何度試しても水の流れが悪い場合は、以下の方法を試すことで改善することがあります。
1. ぬるま湯と洗剤を使う
トイレットペーパーや汚物が原因の場合、ぬるま湯(50度程度)と中性洗剤を使うと詰まりが解消しやすくなります。便器内にぬるま湯を注ぎ、30分ほど放置してから水を流してみましょう。
2. ワイヤーブラシや排水管クリーナーを使う
より深い部分で詰まっている場合は、ワイヤーブラシやパイプクリーナーを使って詰まりを取り除く方法もあります。ただし、これらの道具を使う際は、便器を傷つけないよう注意してください。
3. 業者に依頼する
どうしても改善しない場合は、専門の水道業者に依頼するのが確実です。特に、詰まりの原因が排水管の奥にある場合や、頻繁に詰まる場合は、一度点検してもらうと安心です。
まとめ
ラバーカップを使用した後、必ずしも「ゴボゴボ」という音がするわけではありません。しかし、音がしなかった場合でも、水の流れ方をチェックすることで、詰まりが完全に解消されたか判断できます。
詰まりが解消したか確認する方法:
- バケツで水を流してみる
- 数回に分けて水を流してみる
- 再度ラバーカップを使用する
- 排水口周辺をチェックする
詰まりが解消しない場合の対策:
- ぬるま湯と洗剤を使う
- ワイヤーブラシや排水管クリーナーを試す
- 専門業者に相談する
音がしなくても流れがスムーズなら問題ありませんが、少しでも異常を感じたら追加のチェックを行い、必要に応じて適切な対応を取りましょう。
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