中古物件購入時にかかる追加費用とは？価格以外に必要な費用を徹底解説

中古物件を購入する際、ネットに掲載されている価格だけで購入が完結すると思われがちですが、実際には多くの追加費用が発生します。物件購入後にどのような費用が必要となるのか、事前に把握しておくことが重要です。この記事では、中古物件購入時にかかる追加費用について詳しく解説します。

物件の購入価格以外に発生する主な費用

中古物件購入時にかかる追加費用は多岐にわたります。まず最初に挙げられるのは「仲介手数料」です。これは不動産会社が物件を仲介する際に発生する費用で、購入価格の3%＋6万円（税別）が一般的な相場です。

次に、「登記費用」や「登録免許税」があります。これは物件の名義変更を行う際に必要となる費用で、これも購入者が負担します。登録免許税は物件の価格や地域によって異なりますが、概ね物件価格の0.3%〜2%程度となることが多いです。

中古物件を購入後にリフォームが必要になることがあります。特に築年数が長い物件の場合、内装や設備の修理、交換が必要になるケースが一般的です。リフォーム費用は物件の状態やリフォームの内容によって大きく異なります。

例えば、キッチンや浴室の交換、床の張り替えなどの場合、数十万円〜数百万円がかかることもあります。リフォームを行う場合は、事前に専門家に見積もりを依頼し、必要な予算を計画的に立てることが大切です。

物件購入後にかかる費用として「引越し費用」も考慮しなければなりません。引越し費用は引越し業者に依頼する場合、距離や荷物の量、引越しの時期によって異なりますが、数万円〜十数万円かかることが一般的です。

また、引越し前後には生活に必要な準備費用（電気、ガス、水道の契約変更やインターネット接続料など）がかかります。これらの費用も事前に確認しておくことが重要です。

物件を購入した後には、税金も発生します。例えば、「固定資産税」は物件購入後に毎年支払う必要があります。固定資産税の額は、物件の所在地や評価額によって異なりますが、年間で数万円〜十数万円となることが多いです。

また、住宅購入に伴い「火災保険」や「地震保険」への加入も推奨されます。これらの保険料は物件の規模や地域、保険の種類によって異なりますが、年間数千円〜数万円の費用が発生します。

中古物件を購入する際には、ネットで掲載されている物件価格だけではなく、仲介手数料や登記費用、リフォーム費用、引越し費用、税金、保険料などさまざまな追加費用がかかります。これらの費用をしっかりと把握し、事前に予算を立てておくことで、物件購入後の予期しない支出を避けることができます。

購入を検討している物件について、必要な費用を全て確認し、資金計画を立ててから購入を決定することをお勧めします。