中古マンションや中古戸建の購入は、一度の内見で決めてしまうのが一般的な賃貸契約とは異なります。購入を決定する前に、どれくらいの回数現地確認を行うべきか、またその際にチェックすべきポイントについて詳しく解説します。
1回目の現地確認:物件の外観と周辺環境の確認
最初の現地確認では、物件自体の外観や周辺環境をチェックすることが重要です。近隣の騒音、交通量、周辺施設(学校、スーパー、病院など)の状況を確認しましょう。また、外観からは物件の管理状態や老朽化の程度も確認できます。
この段階では、物件の立地条件や周辺環境が自分のライフスタイルに合っているかどうかを重視することがポイントです。
2回目の現地確認:室内の詳細チェック
2回目は室内に入って、物件の詳細を確認します。この際に気をつけるべき点は、壁や床、天井の状態、設備の動作確認、そして収納の広さです。特に水回り(キッチン、浴室、トイレ)の状態や、電気、ガス、水道などが正常に機能するかどうかを確認しましょう。
また、部屋の広さや採光の状態も自分にとって快適かどうかを見極めるポイントです。
3回目の現地確認:再確認と最終チェック
3回目の確認では、1回目と2回目で見逃した可能性がある細かい部分を再確認します。特に、設備に不具合がないか、また購入後のリフォームが必要な場合、その費用や工事内容もチェックしておくと良いでしょう。
最終的には、物件の価格と状態が自分の希望に合っているかどうかを再度確認し、疑問点があればその場で不動産業者に確認を取ることが重要です。
物件購入前に確認しておくべき点
物件購入時には、現地確認の他にも以下の点を確認しておきましょう。
- 建物の構造や耐震性
- 過去の修繕履歴やリフォーム内容
- 管理組合の運営状況(マンションの場合)
- 登記簿謄本や不動産の権利関係
これらをしっかり確認することで、後々のトラブルを回避することができます。
まとめ:現地確認は十分に行うべき
中古マンションや中古戸建の購入時には、最低でも2回以上の現地確認が望ましいです。物件の内外をしっかりチェックし、購入前に不安を解消しておくことで、後悔しない購入ができます。加えて、プロの意見を求めて専門家に相談することも、購入後のトラブルを避けるためには重要なステップです。

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